玉岡 悟司(名古屋工業大学 技術部  再雇用技術職員)

【専門】 測定装置の開発・改良、機器管理

名古屋工業大学にて40年以上、金属材料の研究室に複数所属し、測定装置の開発や改良、試作、装置の保守・管理 などを行ってきました。また奨励研究として「内部摩擦の振幅依存性測定による材料の劣化診断」の研究を行ってきました。
研究者と一緒に新しい測定装置を開発・製作したり,現在の装置を改良を通じて、研究の幅を拡げる支援をしたいと考えています。

技術詳細

金属材料、内部摩擦、劣化診断、熱分析、電気炉、測定装置の開発・改良

通信機器のケース専用非破壊試験機の試作受託研究として通信機器のケースの不良品(内部クラック)の検出のために、内部摩擦を利用した全品検査用の非破壊検査機を試作
窒化膜用電気炉温度制御装置の製作サンプル表面を窒化させる装置(高温下で窒化ガスを流す)の温度制御システム(温度調節器+SSR)を製作
真空炉の電気制御システム更新古い真空炉の温度調節器及びサイリスタを更新
真空高温引張試験機用治具の試作引張試験機治具を改良し、自由度の高い装置利用が可能になった。
放電加工機用ゴニオヘッド取り付け治具の製作3軸ゴニオヘッド(ステンレス製)が放電加工による通電により腐食していたため、ゴニオヘッドの設置部を絶縁化した。

これまでに製作した装置

単結晶作成装置(Cu用)
電気抵抗測定装置 
内部摩擦測定装置
熱伝導率測定装置
水素含有量測定装置
ホール係数測定装置
真空電気炉
酸素濃度測定装置

これまでに改良した装置と改良点

高温圧縮試験機の改良 均熱帯の拡大
内部摩擦測定装置の温度領域拡大気化した液体窒素を利用し、-100℃で測定できるように改良
ヤング率測定装置の改良横振動法によるヤング率測定装置を薄膜測定できるように改良
溶液の蛍光X線分析測定システム点滴濾紙法により蛍光X線分析ができる前処理装置を試作
装置名メーカー型番
X線回折装置リガクRINT2000など
ゼーベック測定装置アルバックZEM-3
焼結装置エスエスアロイPLASMAN
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